私たちは「おっぱい」を通して、お母さんと赤ちゃんから毎日たくさんのことを教えてもらっています。岩のようにガチガチに張った乳房が私たちの手技でだんだん柔らかくなり、それまで乳房に吸い付けなかった赤ちゃんが力強く「コクンコクン」と飲んでくれたときのお母さんの喜び、赤ちゃんの満足した表情。「この仕事をしていてよかった」と思う一瞬です。
「母乳育児ができてほんとうによかった。子供と真剣に向かい会ったあの時期が私を育ててくれた」「つらいことこあったけど、頑張った自分と子供をほめてあげたい。夫にも感謝です」などなどは、母乳育児がお母さんを一回りも二回りも大きくさせた言葉です。そして「この仕事をしてよかったのは、私たちがお母さんに何かしてあげたということではなく、お母さんと赤ちゃんから多くのことを学んだ充実感」です。 桶谷独自の手技と母乳育児指導を大切にしながら、今日の医学の進歩とどん変わっていく育児事情を視野に入れた「古くて新しい桶谷式」で、皆様の母乳育児のお手伝いをしていきたいと思います。